11月7日、立命館大学映像学部 中村研究室主催の標記上映会に招待していただきました。監督は、昨年度の「京都太秦ゲームフェスタ」のシナリオ製作に携わっていただいた西尾孔志さん、原作はロビン西さんの同名漫画です。

娘を持つ父親が主人公の哀しくも心温まる物語ですが、“うまくいかないことだらけだけど、それを受容し、頑張って生きていくしかない”－多くの人がきっと抱えている、そんな普遍的な思いに温かい光が差し伸べられ、心が救われる作品でした。
私どもも、無名かもしれないけれど素晴らしいクリエイティブな作品やクリエーターの皆さんにスポットを当てたい、異分野との連携をお手伝いしたいという思いで活動しておりますが、この作品の作り手の皆さんも、日頃から無名の原作を映画化するだとか、映画だけでなく音楽イベントと一緒にだとか、様々な試みをされており、とても共感するところが多かったです。

また、西尾さん、ロビン西さん、プロデューサーの前田和紀さん、巴山将来さんによるトークショーでは、学生さんからも鋭い質問が相次ぎ、フライヤーでの画像選択のノウハウや、原作と映画とのラストシーンの違いの裏話など、とても勉強になりました。その後の懇親会でも、クリエイティブな学生の皆さんのしっかりとした考えに感心したり、中村教授が学生の皆さんからすごく慕われてらっしゃる模様が伝わってきたりと、素晴らしい秋の夜でありました。

「ソウルフラワートレイン」は現在、世界最大級の映画見本市「アメリカン・フィルム・マーケット（AFM）2013」の日本１０作品の１つにエントリーされており、関西では、「大阪ヨーロッパ映画祭」で、11月24日(日)に上映されますので、ぜひご覧ください。

＜ソウルフラワートレイン公式ＨＰ：http://www.soulflowertrain.com/＞